今日も買い取りに行ってきました。
びっくりしたのが、未使用のプリンターが出てきたことです。
この仕事をするまでは、そんなものを買って使わない人がいるなんて知りませんでした。
年に1回くらいは未開封のプリンターを買い取っています。
買う方からしたら、こういった未開封製品ってねらい目だと思ってましたが、中の保証はできてないし、もしかしたら、中がないかもしれないので、説明文はよく読んだ方がいいですね。
僕はそんなことはしませんが、任天堂スイッチを箱だけだけど中がある様に売っている人がいることを知って、中が確認できないって危ないって思いました。
おぉ!安い!欲しい!買っちゃえ!って勢い任せだと中古品はあまりよくない。衝動買いはお勧めできません。
ただ、ほんとう未開封品ってあるので、信頼できるところから買うのならとてもいい買い物だと思います。
あと、この人は、スピーカーも未開封でした。
僕に買取依頼をしてくれたお父さんの持ち物です。
どうやら使うというより買うことが好きみたいです。
それって女性だけではないんですね。
バッグとかならまだ分かる気もするけど、家電でもそういったことが起こる。
そういえば、コスメを買って、まったく使っていない人もいました。
ほんとう買い物の仕方って人それぞれです。
でも、買って使うということだけが買い物ではないってことは学びました。
買うことで終わる買い物もある。
本人が満足しているのなら、ま~それでいいのかな。
そういった買い物をしている人は、とても楽しそうに話しをしていますしね。
後悔のない買い物ではあるんだろうな~。
あとは定番の毛布・タオルですね。
古い一軒家の奥の方に眠っている場合が多いです。
もらったままそのままで使わないで、置いてある。
押入れの奥に閉まってあって、白い場合は汚れている場合もある。
昔って、ほんとうこういった大きな贈り物が多かったんでしょうね。
確かにもらったらうれしいものかもしれない。
モノはとてもいいので、満足してもらえるかもしれない。
でも、使わない。毛布なんてそんなに頻繁に変えません。
いいタオルだと気を使ってしまうから、そんなにいいものではなくてもいい。
そういった人もいます。
引き出物は、今はカタログギフトになったりもしていますね。
でも、それもいらないからと僕はもらったことがあります。
結婚式に出てないのに、カタログギフトが回ってくるなんて、おもしろい体験です。
ほんとう世の中には片付けをがんばっている人が多いです。
大きな家にモノを残して、僕のおじいちゃん・おばあちゃん世代の人は亡くなっていく。
そして、それを僕の親の世代(60代)が片づけをしている。
とても大変だから、自分の子供のには同じ思いをさせたくないので、その世代は片づけをがんばっていますね。
僕らの世代(30代)はモノをあまり必要としない世代です。
パソコンが出てきたので、ここにほとんど入れられる。
遊ぶ場所もたくさんあるし、いろんな場所に住みたいし、別に結婚して、家や車を所有することだけがしあわせの形ではない。
だから、大きな家に住むってこともなくなってきているから、必然的にモノは減りますね。置いておけません。
あとは、どんどん買取店が増えていて、売る場所も多い。
いらないものは売れるので、どんどん手放せる。
捨てるのに忍びないものも誰かが使ってくれて、しかもお金までもらえるのなら、手放すことができますね。
僕らより下の世代はさらにモノを買わないって思います。
だって、スマホが一台あればけっこう楽しめますからね。
それはそれでとてもすばらしいことです。
あと10年したら、買取の仕事はどうなっているんだろう?
想像しても分からない。
今できることを淡々とやっていくしかありません。
知らない街の刺激
いつもは自転車で移動しているのですが、今回は電車で移動しました。
行ったことがないところに行くのはとても刺激的です。
いい経験ではあります。
ほんとう街が変わると人が変わり、空気が違う。
歩いている人を見ているだけでも刺激になる。
どうしてもマンネリはしてくるので、こうやって違った場所に行けるのはとても楽しいことだと思います。
帰り道を変えるだけでもいいともいいますしね。
そうそう、遠回りするのもいいですよね。
毎日、僕は違う人と基本的には会って、買取をしているわけです。
リピーターさんもいますが、そうやって出会いの多い仕事です。
でも、気づくとそこに新鮮さを感じなくなっている。
心が鈍感になっている。
営業の人も同じ様になっているんだろうな~。
携帯電話のショップやカフェとかに行っても、普通に接客されますもんね。
ま~それはそれでしょうがないし、当たり前のことだけど、その出会いを楽しむことができたら、人生もっとすばらしい。
なかなか難しいことではあるとも思うけど、僕はけっこうそういった携帯ショップやお店よりは自由が効くので、出会いを大切にして、いい関係をもっともっと作って行ければと思います。
あげたものが使われなくても無駄ではない
遠征をしたあとは、退職をしたという人のところに行ってきました。
とても高価なハンカチや置物をもらっていましたね。
それを売りたいとのことでした。
ほんとう贈り物って難しい。
やっぱり食べ物がいいのかな~。
ハンカチとかは無難だけど、相手を喜ばすことはできない。
いや、でも、ハンカチを送るということで感謝の気持ちを伝えることができるのかもしれません。
この辺りは難しいところだな~。
プラスもマイナスもないというのが正しいかな。
ほんとう自分のことをよく考えてくれている。見てくれている。
そういったプレゼントを渡せたら一番いい。
ただそこにはリスクがある。間違える可能性もある。
だから、無難にハンカチを渡すのは、間違いではない。
当たり障りのないことって潤滑油みたいなもので、生きやすさを与えてくれる。
ハンカチはその人に使われてはいないけど、役には立っている。
そんなことを思いながら買取をしました。
未使用品って、ほんとう世の中に多いです。
買取の仕事をすればするほど、人にプレゼントすることの難しさを感じる様になりました。
でも、そのモノが喜ばれるかどうかよりも、想いが伝わればそれはそれでいいのかもしれないな~。
まとめ。
今日の買取は見知らぬところに行けたり、未使用品をあれこれと買い取れたりして、楽しい1日でした。
捨てるに捨てられないものって、ほんとう世の中にたくさんある。
それを買い取って売って、お役に立てて行ければと思います。
必要な仕事だよね。ってよく言ってもらっています。
今までは捨てるしかなかったものだけど、それを役に立たせることができる。
僕らの世代からしたら、売るってことは普通のことだけど、そういったものがない時代を生きてきた人もいます。
誰なのかは知りませんが、買取やリサイクルショップを始めた人って、ほんとうすごいなって思います。今こうして、その仕事をさせてもらえていて、とてもありがたいです。
ありがとうございます。
というわけで、今日も買取、あしたもあさってもその次の日も買取に行ってきます。
次はどんな出会いがあるか?
人とモノとの出会いを楽しんでいきます。
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